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 第20話 『愛する人』とセックスすること

Auteur: 月歌
last update Date de publication: 2025-11-30 20:31:58

「正直に言っていいか、智也?」

蓮が薔薇園の色とりどりの薔薇を見ながら口を開いた。

智也も蓮と同じように薔薇を見ながら口を開いた。

「いいよ」

「アーサーの心の中には今もしっかりと、魔法使いの少女が居座っている」

蓮の声が静かに響く。

「まあ、当然だよな。初恋の女が目の前で切り殺されて何もできなかったんだから。あいつの中では、魔法使いの『トモ』は美化されて今でも心で生きてる。そして、カインを恨んでる……殺したいほどにな」

「そう……」

蓮の言葉が智也の胸をちくちくと突き刺す。

いつの間にか智也の手は、スカートの布地をぎゅっと握り締めていた。その手が僅かに震えている。

蓮が言葉を続ける。

「智也……お前が、魔法使いの少女の事を気にするのは、嫉妬だよ」

「嫉妬?」

「そうだ。お前は、アーサーに惚れているんだよ」

――元男の私が、女になって数日しか経っていないというのに、男に惚れている? そんなことって……

「元男とかそんな事関係ないだろ。お前は今、女なんだよ」

蓮の声が優しく響く。

「心も女になりかけている。女体化って心身ともに女になるって事なんじゃないのか?」

「そうなのかな……って、
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